西洋陶磁器骨董専門店アンティークアーカイヴ

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品番 No. MO-5



作品名 

マイセン  アール・デコ
「エミール・パウル・ベルナーの花」 

制作年
1926年頃

価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠に有難うございました。

コンディション
とてもよい状態 修復・ダメージ無し

サイズ
高さ 約16.5  直径 約10cm 

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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108






解説
マイセンのアール・デコ作品です。
この装飾は「エミール・パウル・ベルナーの花絵付け」と呼ばれるカテゴリーに属する絵付けです。「エミール・パウル・ベルナー」は、もちろんこの装飾を考案した芸術家の名前です。写真7)は晩年のベルナーの肖像写真ですが、マイセン磁器製作所にとっても、マイセン市にとってもとても重要な人物です。彼の功績をここで語っている余裕はありませんが、マイセンの人々から今でも尊敬を集めています。その一例だけを挙げれば、今でもマイセンの町に流れる鐘の音(磁器製カリヨン)の製作に当たったのがベルナーです。

エミール・パウル・ベルナーがマイセンに残した装飾が、この特徴ある花絵付けです。
ベルナーは、マイセンの伝統である西洋の花とインド(マイセンではインドは広く東洋を指す言葉)の華を結び付けようと試みました。西洋の花を極端にデザイン化し、これをインド文様の描法で描いたのです。非常にシンプルな文様であるにもかかわらず、正確な線描と難しい絵の具をしようするため、絵付師に多くの負担をかける装飾でした。このため、価格も高くならざるを得ず、マイセンの財政を潤すような結果は得られませんでした。従って、アール・デコの流行の衰退と、やがて来る第二次大戦の影響で、この文様は全く作られなくなってしまします。
現在でも、芸術的な評価は非常に高いものの、一般の生産ラインには組み込まれず、限定品や特別なオーダーなどのみに作られる装飾になっています。

しかし、「ベルナーの花」がデザインされた当時、マイセンはこの装飾の普及に力をいれていたようで、専門の装飾カタログが作られています写真8)9)。 当時のマイセンの総裁であったマックス・アドルフ・プファイファーは、こうした新しい芸術を理解し擁護する前向きな姿勢をもっていました。やがて、プファイファーはナチスの代理人によってマイセンを解雇され、「ベルナーの花」はその存在を忘れられていくのです。

本作は、1925年頃に作られた「ベルナーの花」にオリジナルであり、その価値は非常に高いものです。蔓状の文様はマメ科の植物をデザイン化しています。まちろん、全て手描きであり、単純な文様に見えながら絵付けには高い技術が要求されます。マイセンのアール・デコ期の作品として、小品ながらコレクターや愛好家は是非手にしたい逸品と自負しています。

とてもよいコンディションです。ダメージ、修復はありません。