西洋陶磁器骨董専門店アンティークアーカイヴ

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品番 No. MP-3

作品名 

マイセン 飾り皿 「ザルツブルグの風景」
紺地にリッチな金彩の縁取り

制作年
1860年頃

価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠にありがとうございました。

コンディション
とてもよいコンディション

サイズ
直径 約 26.5cm

お問い合わせ
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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108




解説

マイセンの飾り皿を紹介します。
風景図は当店でも特に力を入れているモチーフですが、今回は非常に珍しい「ザルツブルグの風景」を入手できました。こうした貴重品を扱えるのも欧州の経済に一因があるのかもしれません。それだけ、滅多に出ないマイセン作品です。

写真でご覧のように、オーストリア・ザルツブルグの風景が正確に描きこまれています。写真上段中に近似の方向から撮られた写真を掲載しておきました。ザルツブルグ旧市街と歴史的建造物は、「ザルツブルグ市街の歴史地区」として1996年にユネスコ世界遺産に登録されています。

丘の上に建つのは有名な「ホーエンザルツブルグ城」です。背後の山は「ウンタースベルグ山」です。近景の二つの尖塔を持つ建物は「ザルツブルグ大聖堂」ですね。位置関係や方向などもきちんと表現されており、所謂マイセンの「ネームドビュー=名勝風景」のカテゴリーに分類されるものです。そして、これらの風景を見下ろす森の中には、子供をつれた家族の姿が見えます。バスケットを持った男の子や赤ちゃんの姿も見えるので、ハイキングのでも来ているのでしょうか。傍らに羊が遊ぶ心和む近景であり、ザルツブルグの雄大な眺望と大きな対比を成しています。

本作品の手本となる絵画や銅版画があったのかは分かりませんが、通常の「ネームドビュー」の描法とはちょっと異なります。私見ですが、銅版画よりは油彩を意識した描法のように感じます。まるで、ドイツロマン派の絵画を見ているような印象であり、風景画として秀逸な作品と自信を持って言い切れます。絵付けの描法や裏のマークから見て1850年頃の作品と推定しています。

ザルツブルグはご存知のようにモーツアルトやカラヤンを生んだ音楽の都市であり、夏の「ザルツブルグ音楽祭」のシーズンには、観光客でどこのホテルの満室だそうです。音楽ファンでなくとも、ヨーロッパの憧れの地ですね。

金彩も含めて作品の全てが手描きです。マークにスクラッチの無い一級品です。多少の金彩スレはみられますが、とてもよい状態です。修復、ダメージはありません。