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品番 No. MC-10

作品名 

マイセン カップ&ソーサー
「アメリカとドイツの国旗」の絵
制作年
1880年頃
価格
220,000円 + 消費税
コンディション
よいコンディション
サイズ
カップの直径 約.6.2cm 
ソーサーの直径 約13.5cm

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解説

マイセンの中でも珍品中の珍品と言えるでしょう。

アメリカとプロイセン(現ドイツ)の国旗が交差して描かれている絵付けです。アメリカの国旗はすぐに分かりますが、プロイセンの国旗はすぐには分かりませんでした。現在のドイツの国旗は 「黒赤金」の横3色旗ですが、これが制定されたのは、第1次大戦後1919年のことです。それまでは、「黒白赤」の3色旗でした。1871年にプロイセンによるドイツ統一がなされて成立した「ドイツ帝国」が制定したもので、ブランデンブルクの黒白とハンザ都市の白赤の組み合わせが由来です。二国間の国旗が交差しているということは、やはり友好や交流を表しているのでしょう。

では、この頃のドイツは、どのような国際状況下にあったのでしょうか。先にも書きましたが、1871年にビスマルクによってドイツが統一されると、所謂ビスマルク帝国時代が始ります。普仏戦争によって統一を果たしたビスマルクはフランスの報復を恐れ、今度は一転て色々な国々と同盟や協約を結びます。そうした関係は当然アメリカにも及びました。こう見てくると、本作は非常に政治的な目的で作られたことが分かります。つまり一般の商品とは異なり、特別な注文により友好の印として、贈呈品や記念品の目的で作られたのでしょう。

二国の国旗の交差と共に、カップとソーサーの金彩で描かれたリボン装飾も「結びつき」や「結合」を表す寓意です。縁取りの「レースの金彩」もマイセンでは最高級のものであり、この作品がいかに重要であったかが伺えます。マイセンの歴史は常に政治と不可欠のものであり、国際的にもマイセンの名前は非常にステータスを持っていたのです。正に歴史を物語る作品といえます。花絵付けも柔らかなタッチで、まるで香ってくるかのような高品質なものです。

コンディションはダメージや修復のない素晴らしいものです。