西洋陶磁器骨董専門店アンティークアーカイヴ

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品番 No. MC-11

作品名 

マイセン  カップ&ソーサー
「伊万里写し 」 
「ティッシェンムスター 小机のパターン」

制作年
1740年頃

価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠に有難うございました。


コンディション
ダメージ 修復のない良い状態
18世紀製造上の窯傷あり

サイズ
カップの直径約 6.7cm 
ソーサーの直径約 13.5cm 
C&Sの高さ 約8cm


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TEL 03-5717-3108




解説
18世紀に作られたマイセンのC&Sです。
マイセンでの正式な装飾名称は「机の文様」と言います。日本では一般的に「伊万里写し」とされています。現在のマイセンでも作られており、装飾番号は352110です。しかし、18世紀の作品と現代の作品では、大きな差異があります。写真5)に公式カタログからの写真を掲載しておきましたが、現代ものは文様を正確に描いているにもかかわらず、パターン化されてしまって面白みに欠けるように思います。写真5)の左上は日本の伊万里のプレートの一部ですが、こうした文様が本作の源になっているようです。

素地やマークからみて、18世紀前半の製造された事は間違いないでしょう。文献から1740年頃と制作年代を推定しましたが、1730年~35年にまで遡って推定する事も可能でしょう。写真7)にマークを掲載しておきました。また本作の出所はスイスのオークションのようで、敢えてシールをはがさずに残しておきました。

本作のシェイプはアンティーク市場では「ホットチョコレート用のカップ&ソーサー」とされています。当時チョコレートは非常に高い飲み物で、裕福な貴族でさえ、病気の時の特別な飲み物であったという話もあります。実際、チョコレートは薬としても用いられていました。これに使われるカップ&ソーサーも、当然贅を凝らした高価なものになりました。写真8)は有名な「チョコレートを運ぶ娘」という絵画です。リオタールという画家によって1745年頃に描かれた作品で、現在はドレスデンの絵画館に収蔵されています。

この娘がお盆に載せて運んでいるカップにご注目下さい。写真9)にアップを掲載しておきましたが、本作「小机の文様」であり、器型も同じであることがお分かりいただけると思います。但し、ソーサーはなく、銀器のハンドル付き小トレーに載せられています。リオタールという画家は非常にリアルな描写が特徴でした。そのおかげで、現代の私たちにも、マイセン磁器カップが当時どのように使用されていたのかがよく分かります。

コンディションは、ダメージや修復の無い良い状態です。但し、18世紀の古マイセンに特有の、釉薬のハゲ、黒点
器のゆがみ、小さな傷などあります。しかし、これらは城の中の薪窯で焼かれた古マイセンの特徴でもあり、古さの証明でもあり、瑕疵とは全く考えていません。
ご要望があれば、コンディションについてさらに詳しいレポートを差し上げます。