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品番 No. MF-1


作品名 

マイセン フィギュア 「花綱と鳩 庭師の子供」
フラワーガーランドの装飾 

制作年
1988年頃

価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠にありがとうございました。

コンディション
よいコンディション

サイズ
高さ 約21cm

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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108



解説
マイセンのフィギュアです。
人物三人の群像でありサイズも高さ22cmですので、かなりボリュームのあるフィギュアと言えます。しかも、フラワーガーランド(花綱)の装飾は繊細で、マイセンフィギュアの高価な要素がたくさん詰まっている作品です。手持ちの資料によると、デパートの正価で150万円という価格が付けられていました。マイセンの正価は徐々に値上がりしていますので、現在ではより高い価格が付けられるのではないでしょうか。

本作はドイツが統一される以前の、1988年に作られたものです。アンティークの市場では一般に東独時代のマイセンの出来が、統一後より良いと言われています。社会主義時代は計画経済であり、東独の公社が製品の全てを買い上げるという時代でした。従って、職人が時間やお金に捉われず、ゆっくりと仕事できたというのがその理由です。クローズアップの写真をたくさん掲載しましたので、どうぞゆっくりとご検証下さい。

本作の原型は1780年頃に、ミヒャエル・ビクトール・アシエによって作られたものです。アシエはフランスからマイセン窯に来た芸術家で、庭師の子供や家族のほほ笑ましい愛情をテーマに多くの作品を作っています。本作もその好例といえます。少年と少女が蓋付壺に花綱を廻し、裏面にも女の子が座っています。この場合、蓋付壺は花に与える水を意味しているのでしょう。人物の足元のつがいの鳩は、平和、仲良しを意味する寓意です。正面から見ると後ろ側の女の子は全く見えませんが、マイセンのフィギュアは見えないところにまでこだわります。写真02/10は本作の後ろ側ですが、女の子もしっかりと、花綱を掲げています。可愛いですね。

花綱は、職人が一輪一輪手捻りで作り、これをピンセットで丁寧に植えつけてできるものです。ざっと数えても本作には150輪以上の花があり、さらにこれらに葉々が付け加えられています。もちろん、粘土の状態でこの作業を行い、素焼きします。これを本焼成して白磁にします。これに彩色し、さらに再度焼くのですから、失敗もたくさんあったことでしょう。いかに手数がかかるかがよく分かりますし、価格が高いのも仕方ない事かもしれません。人物の顔の表情も良い出来と思います。彩色も決して派手過ぎない好ましいものと考えています。
コンディションは、花綱に極僅かなカケにのあるものの、鑑賞には全く差し支えなく、良いコンディションと言えるでしょう。マークにスクラッチの無い一級品です。