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品番 No. MC-2

作品名 

マイセン カップ&ソーサー 
「森の木の葉」 
ハインツ・ヴェルナーのデザイン
制作年
1976年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠にありがとうございました。
コンディション
とてもよいコンディション
サイズ
カップの直径 約6.5cm 
ソーサーの直径 約14cm 


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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108



解説
現代マイセンのとても珍しい装飾を紹介致します。

20世紀マイセンの巨匠ハインツ・ヴェルナーのデザインによる「森の木の葉」と呼ばれる装飾です。ヴェルナーは、アラビアンナイトやブルーオーキッドなど、20世紀マイセンの主要な装飾を創作したことで有名ですが、本作「森の木の葉」はほとんど知られていないのではないでしょうか。
1974年、マイセンは器型「グロッサー・アウシュニット」をライピチヒメッセで発表しました。このフォルムに「アラビアンナイト」や「真夏の世の夢」の装飾を付けたのですが、これと同時にハンティングをテーマにした「狩猟」という大規模なサービスが発表されました。「狩猟」についてここで述べているスペースはありませんが、本作「森の木の葉」はこの狩猟サービスの一部分を構成する装飾であり、狩猟の行われる森の大きな自然を象徴的に表現しています。

木の葉の深いグリーンは、釉薬の下に付けられた濃い緑色です。これは型紙によって素焼きの磁胎に塗布されますが、この絵付け方法は、マイセンの代表作である「葡萄の葉」に由来するものです。また枝を描いた黒色もイリジウムブラックと呼ばれる釉下の絵付けです。この後、釉薬をかけて本焼成し、上絵付けで緑・黄・茶などの彩色を施していきます。抑制された色彩なので一見地味に見えますが、実はかなり凝った装飾である事がお分かりいただけると思います。

「森の木の葉」には森の四季が表されています。春の若葉の浅い緑、夏の深い釉下の緑、秋の色付く黄色、そして冬の枯葉の茶色、ひとつ装飾に四季を織り込むのは、非常に日本的な感性ではないでしょうか。ハインツ・ヴェルナーはこうした感覚の持ち主であり、これこそが天才と呼ばれる所以でしょう。
私個人的にも大好きな「森の木の葉」は、作られた当時でも珍しいものでしたが、現在では全く見かけることの無い装飾です。

装飾番号は 610610 、 カタログ上の正式名は「森の木の葉の絵付け」 釉下の緑と上絵の多色のコンビネーションによる 金彩  写真9)参照

コンディションは、ほぼ新品に近いよい状態です。