西洋陶磁器骨董専門店アンティークアーカイヴ

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品番 No. CF-1
作品名 

ロイヤルコペンハーゲン フィギュア「民族衣装の兄妹」
カール・ハンセン原型 北欧の民族衣装シリーズ
制作年
1960年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました
お買い上げ、誠に有難うございました
コンディション
とてもよいコンディション
サイズ
高さ 約22.5cm
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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108










[解説]
ロイヤルコペンハーゲンのオーバーグレーズ(上絵付け彩色)に昔のモデルは、今では全く作られなくなってしまいました。上絵付けはコペンでは一般的な下絵付けに比べて、とても手間のかかる仕事であり、効率や経済性を考えると採算の合うものではないのでしょう。
本作はカール・マルチン・ハンセンの「北欧の民族衣装のシリーズ」の一体です。原型は1902年頃に作られました。このシリーズは非常に伝統的な手法で作られており、技法的には当時のコペンの革新性とは異なったものと言えるでしょう。しかし、その題材はデンマークやグリーランドなど各地の民族を取材し、衣装のみならずその民族固有の文化的背景まで表現しようとする意欲作でした。ハンセンのこのシリーズは37体の大型フィギュアと10体の小型フィギュアからなるとロ社の資料にあります。小型のフィギュアは当時から人気があったようで、比較的最近(1980年頃?)までは作られていたようです。

本作は個人的に大好きなフィギュアです。お人形さんを持ったまだ幼い妹を、兄が守っているように見えます。その表情や仕草はまるで感情が入っているようです。
また衣装の細かい装飾や服の質感など、鑑賞すべき見所の多い作品といえましょう。
(例えば妹のかぶっている帽子の模様など、本当に細かく描き込まれています。写真)

こうした伝統的な作品が製造されなくなるのは、本当に寂しいことです。もちろんアンティークの市場でも数は少なくなる一方なので、これからますます入手しづらくなることでしょう。マークはジュリアン・マリー マークと呼ばれる上絵付けの作品に入れられるマークです。ダメージ・修復のないとてもよい状態です。勿論、一級品です。




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