西洋陶磁器骨董専門店アンティークアーカイヴ

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品番 No. CV-1

作品名 

ロイヤルコペンハーゲン ベース
「干しカレイの風景」 アーノルド・クロー のデザイン
制作年
1985年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠に有難うございました。
コンディション
とてもよいコンディション
サイズ
高さ 約36.5cm


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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108





[解説]
ロイヤル・コペンハーゲンの代表作といえるベースをご紹介致します。
デザインはアーノルド・クロー(Arnold Krog 1856-1931)。アール・ヌーボー時代を代表する芸術家です。クローは1885年にロイヤルコペンハーゲン社に招聘され、ロ社のアートディレクターに就任しました。彼は1900年前後に数々の作品を発表し、ロ社に商業的にも芸術的にも大きな成功をもたらしたのです。これらの作品はマイセンを始めとするヨーロッパの各窯に大きな影響を与え、所謂スカンジナビア風と言われる装飾様式を生み出しました。クローは当時の磁器芸術界をリードする芸術家でした。

本作のオリジナルは1887年に完成されました。クロー初期の作品ですが、本作は日本美術に大きな影響を受けたものでした。クローはアートディレクターの任に付くに当り、パリやロンドンを旅行しそこで日本美術やセーブルの作品に出会いました。特に日本の浮世絵や陶磁器はクローに衝撃を与えたようで、自らパリのサミュエル・.ビングの店を訪れ、多くの浮世絵を購入したと言います。

上の写真にあげたのはカレイを干す広重の浮世絵(R.コペンハーゲン社所蔵)ですが、このモチーフはクローのお気に入りだったらしく、彼の作品に繰り返し登場しています。デンマークも日本も島国の海洋国家であり、こうした風景はデンマークでもよく見られたのでしょう。クローは日本美術の影響をうけた所謂ジャポニズム(日本趣味)の芸術家として有名ですが、本作はこうしたクローの嗜好を最も端的に表した作品といえます。

1985年の制作とはいえ、この作品を再生産したロイヤル・コペンハーゲン社の英断は高く評価されるべきでしょう。しかし、それから25年を経た現在、ロ社は工場を東南アジアに移しています。今後、今以上にマレーシア製やスリランカ製の製品が増えてくると推測されますが、本作のような作品をデンマークで再び作る事はもうできないのではないでしょうか。

コンディションはとてもよい状態です。もちろんマークにスクラッチのない一級品です。