西洋陶磁器骨董専門店アンティークアーカイヴ

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品番 No. CV-2
作品名 

ロイヤルコペンハーゲン ベース
「クリスタル・グレーズ 結晶釉の装飾」 
制作年
1900年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました
お買い上げ、誠に有難うございました
コンディション
とてもよいコンディション
サイズ
高さ 15cm

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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108








[解説]

ちょっとすごいアイテムを入手してしまいました。ここで紹介できる事を嬉しく思います。

本作はロイヤルコペンハーゲンの「クリスタルグレーズ 結晶釉」のベースです。「クリスタルグレーズ」は所謂「窯変」と呼ばれる、その時々の窯の炎が創る技法です。西洋で最初にこの技法を開発したのはセーブルですが、これを有名にしたのは何といってもロイヤルコペンハーゲンでしょう。当時のアートディレクターであったアーノルド・クローはこの技法に関心を持ち、化学者のA.クレメントとともにクリスタルグレーズを完成します。これらの作品は世紀末のパリ万博に出品され大きな評判になりました。
これを契機にマイセンやKPMといったドイツの各窯でもクリスタルグレーズを作りますが、ロイヤルコペンハーゲンのものはそれらにもまして美しかったといいます。これらは当時のアール・ヌーボーの流行とともに、非常に人気がありました。しかし、材料や手間によるコストあまりに高すぎ、製品として一般に流通する事はなく、アールヌーボーの流行衰退とともに消えてゆく運命にあったのです。

現在、質の高いロイヤルコペンハーゲンのクリスタルグレーズは磁器愛好家の間で垂涎の的ですが、なにしろ数が少なくアンティークの市場にでてくる事はほとんどありません。その点本作は、その形状、色彩、結晶の出具合など、どれをとっても満点をつけられるのではないでしょうか。本当に美しいいつまでも飽きのくることのない作品と確信しています。

コンディションはとてもよいものです。修復やダメージはありません。
もちろん、マークにスクラッチのない一級品です。





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