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品番 No. KP-3


作品名 

KPMベルリン 大皿 「酔芙蓉の花」
印象主義様式の花絵 T・Aulich画
制作年
1900~10年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠に有難うございました。
コンディション
修復・ダメージなし 大変良い状態
サイズ
直径 約35cm  


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解説
KPMベルリンの逸品を紹介します。
直径約35cmの大型飾り皿です。印象主義様式の花絵付けで、非常に豪華な作品です。
現在、これだけのクオリティーの作品を探すのははそう簡単ではありません。アンティーク市場でも、こうした印象主義様式の絵付け作品はとても高い評価を受けており、コレクターや美術館もこれらの作品を入手しようと奔走しているほどです。

本作は印象主義様式の描法で「スイフヨウ=酔芙蓉」の花が描かれています。スイフヨウは日本でも見られる夏を代表する花ですが、朝は白く、昼になるとピンクがかり、夕方には赤く染まってしおれてしまうという花です。その色付き方を、お酒を飲んだ人の顔色に例えて「酔芙蓉」という漢字が当てられます。本作を鑑賞すると(上に写真を掲載しておきました)、確かに花の色が変わっています。つまり、一枚の絵の中に朝から夕に至る時間の経緯が表現されており、これは印象主義様式絵画の大きな特徴でもあります。
写真で再現されるかどうか分かりませんが、非常に柔らかなタッチで描かれており輪郭線を意識的に省いた描法は、正にこの時代独特の表現方法です。

画家は「T.Aulich アウリッヒ」、KPMの名ペインターであり、この種の絵の第一人者です。彼は万博や見本市に出品するような大作を手がけており、さらにバイエルン国のニンフェンブルグ窯の招聘に応じて、印象主義様式の花絵を教授しています。(当ホームページのその他の商品、「ニンフェンブルグ バラのベース」の項をご参照下さい)自筆によるサインがきちんと入っていますので、写真でご確認下さい。

さらに本作の見所は金彩装飾にあります。純金の絵の具を膠で盛り上げてゆく「盛金=レイズドゴールド」はこの時期のKPMのお家芸ですが、紺地の上に金粉をまぶしたような装飾(写真参照)は珍しいものです。この技法は日本の「漆蒔絵」を意識したものではないでしょうか。装飾、絵付け、コンディション、どれをとっても一級品を言えます。

マークは、素地の「青い杓杖」と絵付けの「赤い宝珠」のマークです。
当店でも、二度と入手不可能でしょう。