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品番 No. KF-1
作品名 

KPMベルリン フィギュア 「マリー・ルイーズの胸像」
ビスク磁器
制作年
1960年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠に有難うございました。
コンディション
修復・ダメージなし
アンティークとしてよいコンディション
サイズ
高さ 約26cm

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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108






解説
KPMの「ルイーゼ王妃」の胸像です。
プロイセンの王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の王妃であり、人々を思うやさしさとその美しさでプロイセン国民の尊敬を集めました。全名はルイーゼ・アウグステ・ヴィルヘルミーネ・アマーリエ。(愛称としてマリー・ルイーゼと呼ばれることもありますが、これがナポレオンの王妃との混同を招いているようです) 1793年、プロイセン王太子フリードリヒ・ヴィルヘルムと結婚し、4年後王太子が即位して王妃となります。1806年にナポレオン戦争が始ると、ルイーゼ王妃は人民の命を救おうとナポレオンに講和を求めます。王もまた彼女の美しさにナポレオン1世が心を和らげ、プロイセンとの講和条件を緩めてくれることを期待しました。結果的にこれは成功しなかったのですが、ナポレオン1世はこの交渉でのルイーゼの態度に深い感銘を受け、「美しき敵対者」「プロイセンの雌豹」などと評したのです。ルイーゼ王妃はこうした功績によって、プロイセン国民に絶大な信頼と尊敬を受け、多くの肖像画や陶板画に描かれるようになりました。

プロイセンの王立窯であったKPMベルリンが、王妃の胸像を作ることはいわば必然といえるでしょう。白磁に釉薬を施さないで焼成する所謂「ビスク焼き」であり、彩色を伴わないため高度な成型技術を要すといわれます。王妃の気高さや優しさなど、心の内面まで表現しようとしているようです。ルイーゼ王妃の陶板画をお持ちの方は、本作を一緒に展示して頂ければお互いによりいっそう引き立てあうと思います。

ダメージや修復はありません。アンティークとして非常に良い状態にあります。



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