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品番 No. OO-1
作品名 

ミントン ベース クリストファー・ドレッサー デザイン
「ジャポニズム文様 ターコイスブルー」 
制作年
1870「年頃
価格
250,000円 + 消費税
コンディション
金彩にハゲ・スレあり
サイズ
高さ 約19cm 直径 約9,5cm 

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[解説]
クリストファー・ドレッサー(写真 1834~1904)と日本についての関係は多くの文献や資料に詳しいので、 門外漢の筆者が述べるまでもないでしょう。

ミントンのターコイスブルー(トルコ石の青)地に東洋風文様(あるいはジャポニズム文様)は非常に有名です。これはひとえにクリストファー・ドレッサーに負うところが大きいのです が、彼自身が直接デザインしたものは、アンティークの市場での入手はとても難しくなってきています。

このターコイスブルーはこの時期のミントンを代表する技術です。単に磁器絵の具で塗装 してあるのではなく、ガラス質を多く含んだエナメル彩で彩色されています。 その仕上がりは七宝に影響を受けたものと言われています。ドレッサーはこの技術で、多くの作品をミントンに残しており、これらはこの時代を代表する工芸品として、多くの美術館が収蔵しています。また、彼は本作の器型を日本の筆入れから発想したといい、彼の日本への憧憬と造詣を物語っています。絵付けのモチーフは、ペルシャや中国・日本など研究して得た彼独自の発想で、植物や鳥、昆虫などをデザイン化しています。これらは当時流行していた日本趣味(ジャポニズム)と合致し、ヨーロッパで大きな人気を得ました。

ミントンはこの種の作品を数多く市場に出しましたが、ドレッサーが直接デザインしたもの以外の製品も多く、アンティークの市場では「ドレッサー様式の作品」あるいは「ドレッサー 風の作品」として区別されています。本作は、所謂ドレッサー様式やドレッサー風のものではなく、ドレッサー自身がデザインした作品であることにご注目下さい。左画像にドレッサー自身によるスケッチを参考として載せておきました。

コンディションは、時代に伴う金彩のスレやハゲはありますが、ダメージや修復はありませんミントン独特のターコイスブルーはガラス質を多く含むと言う性質上、貫入やヒビの入ったものも多く見かけます。しかし、本作には目立った製造上の瑕疵もなく、とてもきれいに仕上がっています。本作にマークやサインはありませんが、この種の作品の通例であり文献や資料など によってドレッサーの作品であることが証明できます。