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品番 No. RF-1
作品名 

ローゼンタール フィギュア 「ファウンと蝶」
アンダーグレーズ装飾 
制作年
1930年頃
価格
売り切れました。お買い上げ、有難うございました。
コンディション
とてもよいコンディション
サイズ
高さ 約13cm 幅 約15cm

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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108





[解説]
ローゼンタールの「パン」あるいは「ファウン」のフィギュアです。
ファウンはギリシャ・ローマ神話に登場する上半身は人間、下半身は山羊という森の牧神です。とがった耳や頭の角などあまり良い風貌とはいえないため、友達は鳥や昆虫たちでありで、いつも一人で笛を吹いているといったような孤独な姿で描かれることが多いようです。日本ではあまり一般的ではありませんが、こうした姿に愛着を持つ人たちも多く、ヨーロッパではたくさんの芸術家によって作品化されています。

本作は数あるファウンのフィギュアの中でも、傑作として評価されている作品です。作者はカール・ヒンメルシュトッス。1878年生まれの芸術家です。彼は1912年よりローゼンタールで働き始め、ローゼンタールの芸術部門で優れたフィギュアを作ります。
本作の原型が作られたのは1912年、ドイツではユーゲントシュティールの影響が色濃かった時代です。ローゼンタール125周年を記念して出版された5冊組みのカタログレゾネにも、この時代を代表する作品としてカラー写真で紹介されています。

本作におけるファウンの表情は秀逸です。左手に止まった蝶に語りかけているような表情からは、深い哀愁が鑑賞者までひしひしと伝わってきます。表情だけでなく、細部の作りも素晴らしいものです。背中と背骨あるいは筋肉の表現などは、人体に精通した彫刻家独特の表現でしょう。
ユーゲント時代の磁器表現は、単に工芸的なテクニックに重きをおいたものではなく、人の心までじかに訴えようとするものであり、正に磁器芸術の極みと言えると考えています。

この作品は非常にデリケートな作りのため腕や蝶に修復のあるものが多いのですが、本作は修理やダメージのない素晴らしいコンディションです。


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